ハリアーとは?
はりあー
ハリアーとは、イギリスが開発した世界初の実用的な垂直・短距離離着陸(V/STOL)能力を持つジェット攻撃機です。
ハリアー(Harrier)は、イギリスのホーカー・シドレー社(後にブリティッシュ・エアロスペース、BAEシステムズ)が開発した垂直・短距離離着陸(V/STOL)能力を持つジェット攻撃機です。通常の滑走路を必要とせず、狭い場所や艦船のデッキからも運用できる点が最大の特徴です。
その革新的な飛行を可能にしたのが「ペガサス」エンジンです。このエンジンは推力の向きを変えられる「ベクタードスラスト(推力偏向)」機構を備えており、エンジン排気を下向きに向けることで垂直方向の揚力を生み出します。ホバリング・垂直離陸・垂直着陸が可能で、前進飛行中は推力を後方に向けて高速飛行します。
ハリアーの系譜は大きく分けて以下のとおりです。
- ハリアーGR.1/3:原型。1969年にイギリス空軍が採用
- シーハリアー:イギリス海軍艦載型。フォークランド紛争で実戦投入
- AV-8Aハリアー:アメリカ海兵隊採用型
- ハリアーII(AV-8B):マクドネル・ダグラスとの共同改良型
フォークランド紛争(1982年)での実戦活躍は世界的に注目を集め、V/STOL機の有効性を証明しました。イギリス空軍・海軍のハリアーは2010年代までに退役しましたが、AV-8BはアメリカやイタリアなどF-35B導入前まで運用されました。
使い方・例文
ハリアーは通常の滑走路がない強襲揚陸艦からも発艦できるため、フォークランド紛争ではイギリス海軍の艦載機として活躍し、V/STOL機の実力を世界に示しました。
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