ハゲワシとは?
はげわし
ハゲワシとは、頭部の羽毛が少なく、動物の死骸を主食とする大型の猛禽類の総称です。
ハゲワシは、タカ目タカ科(旧世界種)またはコンドル科(新世界種)に属する大型の猛禽類の総称です。頭部や首の羽毛が少ない(あるいはほとんどない)ことが名前の由来で、これは死骸の体内に頭を突っ込んで食べる際に羽毛が汚れにくいよう進化したと考えられています。
旧世界(アフリカ・ヨーロッパ・アジア)のハゲワシと新世界(南北アメリカ)のコンドル類は、外見が似ていますが系統的には別グループであり、収斂進化の典型例として知られています。代表的な種には次のようなものがあります。
- シロエリハゲワシ — アフリカのサバンナに多い代表的な種
- エジプトハゲワシ — 南ヨーロッパ・アフリカに分布し、道具を使うことで知られる
- クロハゲワシ — ユーラシアに分布する大型種。日本への迷鳥記録もある
- アンデスコンドル — 南米アンデスの象徴的な大型コンドル
ハゲワシは主に動物の死骸(腐肉)を食べる「スカベンジャー」として生態系の清掃役を担います。鋭い視力と高い飛行能力を持ち、上空から死骸を発見します。腐肉を食べても感染しにくい強酸性の胃液を持つことも特徴です。
近年、アフリカや南アジアでは農薬・鉛中毒・密猟などにより個体数が激減し、複数の種が絶滅危惧状態にあることが国際的に問題視されています。
使い方・例文
「アフリカのサバンナでライオンが食べ残した獲物の周りに、ハゲワシが数十羽集まっている映像はドキュメンタリーでよく見かけます」のように、生態系の分解者として登場します。
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