ハイテク建築とは?
はいてくけんちく
ハイテク建築とは、1970〜80年代に台頭した建築潮流で、鉄骨・ガラス・設備配管などの構造的・技術的要素をあえて露出させて美しさとした現代建築のスタイルです。
ハイテク建築(High-Tech Architecture)は、構造技術主義(Structural Expressionism)とも呼ばれ、1970年代から1980年代にかけてイギリスを中心に発展した建築スタイルです。従来の建築が内部に隠していた鉄骨フレーム、ガラスカーテンウォール、空調ダクト、電気配管などをあえて外部に露出させ、それ自体を美的表現として積極的に用いる点が最大の特徴です。
ハイテク建築が生まれた背景には、産業技術への楽観的信頼と、国際主義様式(インターナショナル・スタイル)への反省があります。建物を「精密機械」と捉え、工業製品のような合理性と透明性を建築に持ち込もうとしました。
代表的な建築家と作品は以下の通りです。
- レンゾ・ピアノ+リチャード・ロジャース:ポンピドゥー・センター(パリ、1977年)
- ノーマン・フォスター:香港上海銀行本店(1986年)
- リチャード・ロジャース:ロイズ・オブ・ロンドン(1986年)
ハイテク建築は都市のランドマークとなる大型公共施設や金融ビルに多く採用され、テクノロジーの進歩を象徴する建築として注目されました。現在でもそのDNAはサステナブル・ハイテクや環境建築の分野に受け継がれています。
使い方・例文
「ポンピドゥー・センターはハイテク建築の代名詞で、カラフルな配管が外壁に露出したユニークな外観が今も話題になる。」建築ツアーや現代建築の解説記事でよく取り上げられます。
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