香港上海銀行本店とは?
ほんこんしゃんはいぎんこうほんてん
香港上海銀行本店とは、香港に建つ近代建築の傑作で、ハイテク建築の象徴として世界的に名高い超高層ビルです。
香港上海銀行本店(HSBC香港本部ビル)は、イギリスの建築家ノーマン・フォスターが設計し、1985年に完成した超高層オフィスビルです。香港の中環(セントラル)地区に位置し、竣工当時は世界で最も建設費用がかかったビルとも言われました。
この建物の最大の特徴は、内部に柱を持たない「サスペンション構造」を採用している点です。外部に設けた巨大なトラス(鉄骨の骨組み)から床スラブを吊り下げる構造により、各フロアを広大な無柱空間として実現しています。また、太陽光を建物内部のアトリウムへ届ける「サンスクープ」と呼ばれるミラーシステムも導入されており、機能美と技術革新が高度に融合した設計として評価されています。
建物の外観はむき出しのシャフトやパイプ、モジュール構造が外部に表れており、「ハイテク建築(テック建築)」と呼ばれるスタイルの代表例です。フォスターはこのプロジェクトによって世界的な名声を確立し、後にプリツカー賞を受賞しました。
香港の金融都市としての繁栄を象徴する建物としても知られており、香港ドル紙幣にもその姿が描かれています。建築・デザインを学ぶ人々にとって必見の事例として、世界中から多くの見学者が訪れます。
使い方・例文
建築を学ぶ学生が「ハイテク建築の代表作」を調べる際に、香港上海銀行本店はポンピドゥー・センターと並んで必ず取り上げられる事例です。
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