ハイイールド債とは?
はいいーるどさい
ハイイールド債とは、信用格付けが低い企業や国が発行する、利回りの高い代わりに債務不履行リスクも高い債券のことです。
ハイイールド債(High-Yield Bond)とは、格付け機関から投資適格(BBB/Baa以上)を下回る評価を受けた発行体が発行する債券の総称で、「ジャンク債(Junk Bond)」とも呼ばれます。高い利回り(イールド)が得られる一方、発行体の信用リスクが高いため、元本や利息が支払われない債務不履行(デフォルト)のリスクも相対的に高い金融商品です。
ハイイールド債の主な特徴は次の通りです。
- 高利回り:国債や投資適格債と比べて高い利率が設定される
- 低格付け:Standard & Poor'sではBB以下、Moody'sではBa以下の格付け
- 高リスク:景気悪化時にデフォルト率が上昇しやすい
- 高リターンの可能性:リスクに見合ったリターンが期待できる場合がある
発行体としては、新興企業・財務状況が悪化した企業・レバレッジドバイアウト(LBO)を実施した企業などが典型例として挙げられます。1980年代にアメリカのマイケル・ミルケンが主導したジャンク債ブームにより市場が急拡大し、企業の資金調達手段として定着しました。
ハイイールド債市場は景気サイクルに敏感であり、投資家は高利回りとリスクのバランスを慎重に見極める必要があります。ヘッジファンドや機関投資家が主要な参加者ですが、投資信託(ハイイールドファンド)を通じて個人投資家も間接的に投資できます。
使い方・例文
信用格付けが低下した企業が資金調達のためにハイイールド債を発行し、高い利率で投資家を集める場面で登場します。また、投資家が「ポートフォリオの利回り向上のためにハイイールド債を一部組み入れる」という文脈でも使われます。
この用語をシェア
最終更新: