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ノーターの定理とは?

のーたーのていり

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ノーターの定理とは、物理系の連続的な対称性に対してそれぞれ対応する保存量が存在することを示した定理で、現代物理学の基礎をなす重要な結果です。

ノーターの定理とは、ドイツ数学者エミー・ノーターが1915年に証明した定理で、「物理系のラグランジアンがある連続的な対称変換のもとで不変であるとき、それに対応する保存量(保存則)が存在する」ということを数学的に厳密に示したものです。1918年に論文として発表されました。

対称性と保存則の対応の代表例は以下の通りです。

  • 時間並進対称性(物理法則が時刻によらず同じ)→ エネルギー保存則
  • 空間並進対称性(物理法則が場所によらず同じ)→ 運動量保存則
  • 空間回転対称性(物理法則が方向によらず同じ)→ 角運動量保存則
  • ゲージ対称性(電磁気学の位相不変性)→ 電荷保存則

ノーターの定理以前、エネルギー保存や運動量保存はそれぞれ独立した実験法則として扱われていましたが、この定理によってそれらがひとつの原理(対称性)から統一的に理解できることが明らかになりました。

現代の素粒子物理学・場の量子論では、素粒子の相互作用を記述する標準模型もゲージ対称性を基盤にしており、ノーターの定理は理論構築の根幹に位置しています。「対称性が自然法則を支配する」という現代物理学の世界観を体現した定理です。

使い方・例文

素粒子の衝突実験でエネルギーや運動量が保存されることを確認する際、その背景にはノーターの定理が保証する時間・空間の対称性があります。

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