ノリ養殖とは?
のりようしょく
ノリ養殖とは、食用海藻のノリ(アサクサノリ・スサビノリなど)を網に付着させて育てる養殖業のことです。
ノリ養殖とは、乾燥海苔や板海苔として流通する食用藻類のノリを、沿岸の浅海域で人工的に育てる漁業形態です。日本では有明海・伊勢湾・瀬戸内海などが主要産地であり、有明海産ノリは色・風味ともに高品質と評価されています。
養殖の工程は大きく「種付け」「育苗」「張り込み」「収穫」「加工」に分かれます。秋から冬にかけて、糸状体と呼ばれるノリの生活環の一段階を牡蠣殻などに培養し、水温が下がったタイミングで養殖網に胞子を放出させます(種付け)。種付けされた網を沿岸の養殖場に張り込み(支柱式または浮流し式)、ノリが十分成長したら専用の収穫機械で網ごと刈り取ります。
収穫したノリは陸上の加工場で洗浄・裁断・乾燥され、板状に成形した「乾のり」として出荷されます。品質評価は色・艶・香り・厚みなど複数の項目で行われます。
- 支柱式:竹や鉄パイプで支えた固定網を使う方式。干潟での養殖に適する
- 浮流し式:浮きで支えた網が潮の干満で上下する方式。深い海域でも可能
近年は温暖化による水温上昇や貧栄養化(海水中の栄養塩低下)が問題となり、色落ちや不作が発生しやすくなっています。
使い方・例文
毎年冬に有明海でノリの収穫が始まると、漁船が養殖網の上を走りながら海苔を刈り取り、その日のうちに加工場へ搬入される光景が見られます。
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