ネムノキとは?
ねむのき
ネムノキとは、マメ科に属する落葉高木で、夜になると葉が閉じる「就眠運動」と、夏に咲く淡紅色の糸状の花が特徴的な樹木です。
ネムノキ(合歓木、学名:Albizia julibrissin)は、マメ科ネムノキ亜科の落葉高木です。日本では本州・四国・九州の山野や川沿いに自生しており、樹高は5〜10メートルほどになります。アジア各地にも広く分布しています。
最大の特徴は葉の「就眠運動(傾眠運動)」です。ネムノキの葉は二回羽状複葉で、無数の小さな葉小葉が並んでいます。夜間や雨天・曇天のときに葉小葉が左右から合わさるように閉じるため、「眠る木」という意味でネムノキと呼ばれています。この現象はミモザと同様、葉枕(葉柄の付け根にある膨らみ)の内圧変化によって起こります。
花は6〜7月頃に咲き、細い糸(雄しべ)が放射状に広がった淡紅色の美しい姿が特徴です。花全体が刷毛のように見えることから、観賞用としても人気があります。秋には平たいサヤ(莢)の実をつけます。
古くから詩歌にも詠まれており、万葉集にも登場する由緒ある樹木です。樹皮は生薬として「合歓皮(ごうかんひ)」と呼ばれ、安神・活血の効能があるとされてきました。街路樹や公園樹としても利用されています。
使い方・例文
夕暮れ時に公園のネムノキを観察すると、無数の小葉がそっと閉じていく様子が確認でき、植物の就眠運動を実感できます。
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