ネクトンとは?
ねくとん
ネクトンとは、水流に逆らって自力で積極的に遊泳できる生物の総称で、魚類・クジラ・イカなどが代表例です。
ネクトン(nekton)は、水中に生きる生物を生態的に3区分した際のひとつで、自力で方向を定めて遊泳する能力を持つ生物群を指します。ドイツの生物学者エルンスト・ヘッケルが提唱した概念で、ギリシャ語の「泳ぐ」を意味する語に由来します。
水中生物は大きく次の3つに分けられます。
- プランクトン:水流・潮流に従って漂う生物。
- ネクトン:自力で積極的に遊泳する生物。
- ベントス:底質に生息する底生生物。
ネクトンに含まれる代表的な生物としては、魚類全般、クジラ・イルカなどの海生哺乳類、ウミガメ、ペンギンなどの潜水鳥類、スルメイカやコウイカなどの頭足類があります。これらは強力な筋肉と流線型の体を持ち、海流や風の影響を受けながらも能動的に移動します。
漁業の対象となる主要な資源生物の多くはネクトンに属しており、水産学や海洋生態学において重要な概念です。プランクトンとの対比でその行動能力を強調する文脈でよく用いられます。
使い方・例文
海洋生態学の入門書で「プランクトン・ネクトン・ベントスという分類でさまざまな海の生物の生態を理解する」という文脈で登場します。
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