ニーノシュクとは?
にーのしゅく
ニーノシュクとは、ノルウェー語の公式書き言葉の一つで、地方の方言を基盤に人工的に整備された標準語形式です。
ニーノシュク(Nynorsk、「新ノルウェー語」の意)は、ノルウェーで公認されている二つの書き言葉のうちの一つです。もう一方はブークモール(Bokmål)で、こちらはデンマーク語の影響を強く受けた書き言葉です。
19世紀のノルウェーはデンマークから独立した後も、書き言葉としてデンマーク語系の文章語が使われ続けていました。これに対して言語学者イーヴァル・オーセン(Ivar Aasen)は、各地に残る伝統的なノルウェー語の方言を収集・研究し、それらを統合した「純粋なノルウェー語」の書き言葉を作り上げました。これが1850年代に整備されたランスモール(Landsmål)であり、後にニーノシュクと改称されました。
現在のノルウェーでは、ニーノシュクとブークモールはともに国の公式言語として法律で認められており、政府文書・教育・放送などで両方が使用されます。ただし使用率はブークモールが約85〜90%を占めるとされ、ニーノシュクは主に西ノルウェーの地方で根強く使われています。
学校教育では両方の書き言葉を習得することが義務付けられており、ノルウェーの言語政策は世界的に見ても独特な二言語併存体制を維持しています。
使い方・例文
ノルウェーの公共放送NRKでは、ニーノシュクとブークモールの両方を使ったニュースや番組を放送しており、ノルウェー人は日常的に両方の書き言葉に接しています。
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