ニホンイシガメとは?
にほんいしがめ
ニホンイシガメとは、日本固有種の淡水ガメで、清流や山間の池沼に生息する小型のカメです。
ニホンイシガメ(学名:Mauremys japonica)は、イシガメ科(Geoemydidae)に属する日本固有の淡水ガメです。本州・四国・九州および周辺の島々に分布しており、日本を代表する在来カメとして知られています。
外見の特徴として、甲羅(背甲)には三本のキール(隆起)が走り、成体では比較的なだらかになります。甲羅の色は褐色から暗褐色で、皮膚は灰褐色から黄緑色がかっています。成体の甲長はオスで約13〜15cm、メスで約20cm前後に達します。メスのほうが大型になる傾向があります。
生息環境は、山間部の清流・渓流・池・沼地などで、水質のきれいな場所を好みます。雑食性で、水生昆虫・ミミズ・小魚・水草・果実などを食べます。春から秋にかけて活動し、冬は水中や土中で冬眠します。繁殖は春から夏にかけて行われ、メスは陸上の土に産卵します。
近年、ニホンイシガメの個体数は大幅に減少しています。主な原因として以下が挙げられます。
- 外来種のミシシッピアカミミガメとの競合・交雑
- 水質汚濁や水辺の開発による生息地の喪失
- ペット用の捕獲・採集
- 天敵(カラス・アライグマ等)による捕食
環境省のレッドリストでは「準絶滅危惧」に指定されており、保全対策が急務とされています。ペットとしても人気があり、飼育下では適切な水場と日光浴の環境を整えることが重要です。
使い方・例文
ニホンイシガメは清流を好む日本固有種のため、山間の小川や池で見かけることがありますが、外来種との競合で数が減っており、目撃できると貴重な体験になります。
この用語をシェア
最終更新: