クサガメとは?
くさがめ
クサガメとは、日本の池や川に広く生息する中型の淡水ガメで、臭いを放つことからその名がついた身近な爬虫類です。
クサガメ(学名:Mauremys reevesii)はイシガメ科クサガメ属に分類される淡水性のカメで、日本のほか中国・朝鮮半島・台湾などに分布します。日本では本州・四国・九州の池沼・河川・水田の水路などに広く見られる身近な種です。
名前の由来は、脅かされると総排泄腔(クロアカ)付近の臭腺から独特のにおいを分泌することにあります。甲長は成体で15〜25センチメートル程度、メスのほうがオスより大きくなる傾向があります。甲羅は黒〜濃褐色で、頸部や四肢に黄色の縦縞模様があります。オスは成熟すると体全体が黒くなる「黒化」が起こります。
生態的な特徴は以下の通りです。
- 雑食性で、魚・カエル・水生昆虫・水草・果実などを食べる
- 変温動物で、冬は泥や落ち葉の中で冬眠する
- 日光浴(バスキング)を好み、石や倒木の上に群れることがある
- 産卵は初夏に陸上で行い、1回に5〜10個程度の卵を産む
かつては日本在来種とされていましたが、近年の研究では中国から人の手によって持ち込まれた外来種である可能性が高いとされています。ニホンイシガメと交雑することが確認されており、純粋なニホンイシガメの保全に影響を与えている点が問題視されています。ペットとしても飼われ、日本人にとって最も身近なカメの一つです。
使い方・例文
公園の池でカメが甲羅干しをしている光景はよく見られますが、多くの場合クサガメか外来種のミシシッピアカミミガメです。捕まえようとすると首を引っ込めて臭いにおいを出すことがあり、これがクサガメの名の由来です。
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