ニシンの塩漬けとは?
にしんのしおづけ
ニシンを塩で漬け込んで保存・発酵させた食品で、北欧やオランダなどで古くから食されてきた伝統的な保存食です。
ニシンの塩漬けは、ニシン(herring)を塩・香辛料などとともに樽や容器に漬け込んで保存・熟成させた食品の総称です。冷蔵技術のなかった時代から北欧・オランダ・ドイツ・バルト海沿岸地域などで重要なタンパク源として発達してきた伝統的な保存食であり、それぞれの国・地域で独自の製法が受け継がれています。
代表的なものとしてはオランダのハーリング(Haring)があります。春に獲れた若いニシンを内臓(膵臓)を残した状態で塩漬けにし、独自の酵素発酵で旨みを引き出す製法が特徴です。生に近い柔らかな食感と独特の風味を持ち、オランダではパンに載せて食べたり、直接手で持って食べる屋台スタイルが親しまれています。
スウェーデンのシュールストレミング(surströmming)は、ニシンを缶詰の中で乳酸発酵させたもので、その強烈な発酵臭から世界で最も臭い食品のひとつとして知られています。
塩漬けニシンの主な特徴は以下のとおりです。
- 塩の浸透圧と発酵によって長期保存が可能になる
- 塩分が旨みを凝縮させ独特の風味を生む
- オメガ3脂肪酸やビタミンD・Bなど栄養価が高い
- 玉ねぎ・ピクルス・クリームとともに提供されることが多い
日本では北海道の「にしん漬け」など独自の塩漬け文化も存在し、大根や麹と合わせた郷土料理として受け継がれています。
使い方・例文
オランダの屋台では、新鮮な塩漬けニシン(ハーリング)を玉ねぎのみじん切りと一緒に手でつまんで食べるスタイルが観光客にも人気です。
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