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ニコライ・ベルジャーエフとは?

にこらいべるじゃーえふ

コライ・ベルジャーエフは、20世紀ロシア出身の実存主義的キリスト教哲学者で、自由・人格・歴史の意味を深く追求した思想家です。

コライ・ベルジャーエフ(Николай Бердяев、1874年〜1948年)は、ロシア・キエフ(現ウクライナ)出身の哲学者・思想家です。貴族の家庭に生まれ、若い頃はマルクス主義に傾倒しましたが、やがてキリスト教実存主義人格主義へと思想を深めました。

ベルジャーエフの哲学の中心には「自由」の概念があります。彼によれば、人間の自由は神によっても制限されない根源的なものであり、この自由こそが人格(ペルソナ)の本質をなすと論じました。また、歴史の意味や終末論(歴史の目的と終わり)に深い関心を寄せ、「歴史の意味」「人間の運命」などの著作でその思想を展開しました。

主な著作と思想的特徴は次の通りです。

  • 「自由の哲学」(1911年)— 根源的自由と創造の関係を論じる
  • 「歴史の意味」(1923年)— 歴史をキリスト教的終末論から読み解く
  • 「人間の運命」(1931年)— 自由・悪・創造・救済の関係を探求
  • 「ロシアの思想」(1946年)— ロシアの精神文化を哲学的に分析

1922年にはソビエト政府によって「哲学者の蒸気船」と呼ばれる知識人追放で西欧へ亡命し、パリを拠点に著述を続けました。ヤスパース・マルセルらとの対話を通じ、ヨーロッパ実存主義とも響き合う思想を形成しました。20世紀キリスト教哲学・ロシア宗教思想の代表的人物として広く読まれています。

使い方・例文

宗教哲学・実存主義・ロシア思想の授業や文献で頻出します。「自由と人格を軸にしたキリスト教哲学者」として、キルケゴールやサルトルと並んで比較されることがあります。

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