ナラティブとは?
ならてぃぶ
ナラティブとは、物事を「物語」として語ることや、その語り方・文脈・解釈の枠組みそのものを指す言葉です。
ナラティブ(Narrative)は英語で「語り」「物語」「叙述」を意味する語で、日本語では単に「物語」と訳されるほか、「出来事をどのように語るか」という語りの構造や、特定の出来事に対して人々が共有する解釈の枠組み(フレーム)を指す意味でも使われます。
ナラティブが持つ側面は複数あります。
- 文学・映像:小説・映画・ゲームなどで、誰が・どのような視点で・どのような順序で物語を語るかという「語り方」の問題
- 社会・政治:「政府のナラティブ」「メディアのナラティブ」のように、特定の立場から語られる出来事の解釈や言説の枠組みを指す
- 医療・心理:「ナラティブ・セラピー」など、患者が自身の体験を物語として語り直すことで意味を再構築する手法
- ビジネス・ブランディング:企業や製品の背景にある「物語」を語ることで共感を生むストーリーテリング戦略
近年とくに注目されるのは社会・政治的文脈でのナラティブです。同じ出来事でも語り手の立場や価値観によって全く異なるナラティブが生まれるため、「どのナラティブが社会に影響を与えているか」を分析することが重要になっています。フェイクニュースや情報操作の議論でも「ナラティブの構築」は中心的テーマです。
「ナラティブ」は「ストーリー」と混同されることがありますが、ストーリーが出来事の内容そのものを指すのに対し、ナラティブはその語り方・構造・意味づけのプロセスに焦点を当てた、より広い概念です。
使い方・例文
「選挙戦では各党が異なるナラティブを描き、有権者に自党の政策が最善であるという物語を語りかけます。」
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