ナチュラルプロセスとは?
なちゅらるぷろせす
ナチュラルプロセスとは、コーヒーの生豆精製方法のひとつで、収穫したコーヒーチェリーを果肉ごと天日乾燥させてから種子を取り出す方式です。
ナチュラルプロセス(Natural Process)は、コーヒー豆の精製(精製処理)の中で最も伝統的な方法のひとつです。収穫したコーヒーチェリーを水洗いせず、果肉・果皮・パーチメント(内果皮)をつけたまま、太陽の下に並べて数週間かけてゆっくりと乾燥させます。その後、乾燥した外皮を脱穀機で除去して生豆を取り出します。
この方法は、エチオピアやブラジル、イエメンなどの産地で古くから行われており、水資源が少ない地域に適した精製法でもあります。果肉に含まれる糖分や風味成分が乾燥中に種子に浸透するため、ウォッシュト(水洗式)と比べて甘みが強く、ベリー系・トロピカルフルーツ系の複雑な風味が生まれやすいのが特徴です。
一方で、管理が難しく、乾燥中の温度・湿度・攪拌の頻度によって品質にばらつきが出やすいというデメリットもあります。適切に管理されたナチュラルプロセスの豆は個性的で豊かな風味が楽しめますが、管理不足の場合は発酵臭や土っぽさが出ることもあります。
スペシャルティコーヒーの世界では、ウォッシュト・ハニープロセスと並んでナチュラルは三大精製方法のひとつとして重視されており、産地ごとの個性を引き出す手法として人気が高まっています。
使い方・例文
コーヒーショップのメニューや豆の説明書きで「ナチュラル」と記載されている場合、この精製方法で処理された豆であることを意味し、フルーティーな風味が期待できます。
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