ドーパミン型アルカロイドとは?
どーぱみんがたあるかろいど
ドーパミン型アルカロイドとは、神経伝達物質ドーパミンと化学構造上の類縁性をもつアルカロイドの総称で、植物に広く存在し薬理活性をもつものが多い化合物群です。
ドーパミン型アルカロイドとは、生合成においてドーパミン(3,4-ジヒドロキシフェネチルアミン)を前駆体とする、あるいはその骨格を基盤にもつアルカロイドの総称です。アルカロイドとは植物・菌類・動物が産生する窒素を含む塩基性の有機化合物群で、強い生理活性をもつものが多いことで知られています。
ドーパミン型アルカロイドの代表的な種類には次のものがあります。
- イソキノリンアルカロイド:モルヒネ(ケシ由来)、コデイン、パパベリンなど、鎮痛・鎮咳作用をもつ医薬品の原料
- アポモルフィネ:ドーパミン受容体作動薬として神経疾患(パーキンソン病など)の治療に応用
- コルヒチン:イヌサフランに含まれ、痛風の治療薬として利用
これらの化合物は植物体内でチロシンやDOPA(ジヒドロキシフェニルアラニン)を経てドーパミンに変換され、さらに酵素反応によって多様な構造に変化します。ドーパミン型アルカロイドは脳内のドーパミン受容体に作用するものも多く、神経科学・薬理学上の重要な化合物群です。
植物ではケシ科・メギ科・ユリ科などに多く含まれ、天然薬物化学の主要研究対象となっています。
使い方・例文
ケシ(Papaver somniferum)の乳液から得られるモルヒネは、ドーパミン型(イソキノリン系)アルカロイドの代表として、医療用鎮痛薬として世界中で使われています。
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