ドライホッピングとは?
どらいほっぴんぐ
ドライホッピングとは、ビールの発酵後または熟成中に生のホップを直接加え、フレッシュな香りを引き出す醸造技術のことです。
ドライホッピングとは、ビール醸造において煮沸工程ではなく、発酵終了後や熟成中のビールに直接ホップを添加する手法です。英語の「dry hopping」に由来し、「乾燥した(加熱しない)状態でホップを加える」という意味を持ちます。
通常の仕込みではホップを煮沸時に加えますが、この工程では揮発性の高いアロマ成分が熱で飛んでしまいます。一方、ドライホッピングでは熱を加えないため、ホップが本来持つ繊細なアロマ成分(テルペン類など)がほぼそのままビールに移行し、強くフレッシュな香りを付与できます。
ドライホッピングの特徴は次のとおりです。
- 苦味はほとんど増やさず、香りだけを強化できる
- 柑橘・トロピカルフルーツ・松・草などの鮮烈なアロマが得られる
- 添加するホップの品種・量・期間によって個性が大きく変わる
- IPAやペールエールなどホップ香重視のスタイルに多用される
アメリカのクラフトビール文化とともに広まり、現在では世界中の醸造所が積極的に取り入れています。近年はニュー・イングランドIPA(NEIPA)のような濁りのある果汁感たっぷりのスタイルで特に重要な技法として知られています。鮮度が命のため、製造後なるべく早く飲むことが推奨されます。
使い方・例文
「このIPAはシトラとモザイクホップでドライホッピングされており、グレープフルーツのような爽快な香りが際立ちます」のように使われます。
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