ホップとは?
ほっぷ
ホップとは、ビールの苦味・香り・泡持ちを生み出すために使われるアサ科のつる植物で、ビール醸造に欠かせない原料です。
ホップ(Humulus lupulus)は、アサ科カラハナソウ属に属するつる性の多年草植物です。ビール醸造においては雌株の花穂(毬花、まりはな)が使用され、ビールに特有の苦味・香り・防腐効果をもたらします。
ホップの主な機能を担うのは、毬花の内部にあるルプリンと呼ばれる黄色い粉末状の腺です。ルプリンにはアルファ酸(フムロンなど)とベータ酸、さらにエッセンシャルオイル(精油成分)が含まれています。
- アルファ酸: 煮沸によってイソアルファ酸に変化し、ビール特有の苦味を生み出します
- 精油成分: ミルセン・リナロール・ゲラニオールなどが複雑な香りのもとになります
- 抗菌作用: 腐敗菌の繁殖を抑え、ビールの保存性を高めます
ホップの添加タイミングによって風味が変わります。煮沸の早い段階で加えると苦味が強くなり、終盤や発酵後(ドライホッピング)に加えると香りが引き立ちます。主要な産地はドイツ・チェコ・アメリカ・ニュージーランドなどで、品種によって香りの特徴(柑橘系・花系・松脂系など)が大きく異なり、クラフトビール文化の発展とともにホップの多様性への注目が高まっています。
使い方・例文
「このIPAはシトラ種のホップをドライホッピングして醸造しているため、グレープフルーツのような鮮やかな香りが際立っている」という形で使われます。
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