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ドミノ理論とは?

どみのりろん

ドミノ理論とは、一国が共産主義化すると周辺国も次々と共産化するという冷戦期の地政学的考え方で、アメリカの東南アジア政策を正当化する論理として使われました。

ドミノ理論(Domino Theory)とは、ある国が共産主義政権に支配されると、隣国もドミノ倒しのように次々と共産化していくという考え方です。1954年にアメリカドワイト・アイゼンハワー大統領記者会見で「ドミノの駒」の比喩を用いて語ったことにより、広く知られるようになりました。

この理論が生まれた背景には、第二次世界大戦後の冷戦構造と、1949年の中国共産党政権の成立、朝鮮戦争(1950〜1953年)などがあります。特に東南アジアでの共産主義勢力の拡大をアメリカが強く警戒したことで、ドミノ理論は対共産主義政策の中心的な論理となりました。

ドミノ理論がアメリカの外交・軍事政策に与えた影響は大きく、以下のような行動を正当化する根拠とされました。

  • ベトナム戦争への本格的な軍事介入(1960年代〜1970年代)
  • 東南アジアの親米政権への軍事・経済援助
  • 反共産主義勢力への秘密工作支援

しかし1975年にベトナムが共産化した後も、タイやインドネシアなどの周辺国は必ずしも共産化せず、ドミノ理論の予測は外れた部分も多かったと評価されています。現在では、この理論は冷戦的思考の典型例として歴史的・学術的に論じられています。

使い方・例文

冷戦史やアメリカ外交史の教科書で必ず登場する概念で、ベトナム戦争の原因を説明する際の文脈でよく使われます。

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