ドゴン族の崖居住地とは?
どごんぞくのがけきょじゅうち
ドゴン族の崖居住地はマリ共和国のバンディアガラ断崖に位置する集落群で、独自の宗教と文化を守るドゴン族の世界遺産です。
ドゴン族の崖居住地(Cliff of Bandiagara、バンディアガラの断崖)は、西アフリカのマリ共和国中部に位置する砂岩の断崖(バンディアガラ断崖)に広がる集落群です。ドゴン族が崖の中腹に築いた村落群と独自の文化が評価され、1989年にユネスコ世界複合遺産(文化・自然の両面)に登録されました。
バンディアガラ断崖は高さ最大500メートル、延長約150キロメートルに及ぶ断崖で、ドゴン族はイスラム教の拡大から逃れるためにこの険しい地形に集落を築いたとされています。崖の中腹には先住民トゴ・ナ(集会場)や粒倉(グレナリー)、仮面の儀礼に使う聖所が現存し、集落の形態は何百年もの間ほとんど変わっていません。
ドゴン族の文化の主な特徴は次のとおりです。
- 精霊信仰と仮面舞踊:「ダマ」と呼ばれる葬送儀礼で多種多様な仮面をつけた踊り手が故人の霊を冥界へ送る
- シリウス神話:シリウス(天狼星)の伴星に関する詳細な知識を西洋科学より早く持っていたとする説で世界的に注目された
- 独自の農耕文化:断崖下の平原でキビなどを耕す農業を営む
近年は観光化による伝統的生活様式の変容や、マリの政情不安による世界遺産危機リストへの掲載が懸念されています。
使い方・例文
「西アフリカの文化を学ぶ際にドゴン族の崖居住地は独自の宗教と建築の事例として紹介される」「バンディアガラ断崖にはドゴン族の仮面が保管される聖所が点在している」といった文脈で使われます。
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