トリニタリオ種とは?
とりにたりおしゅ
トリニタリオ種とは、クリオロ種とフォラステロ種を交配して生まれたカカオの品種で、両者の長所を併せ持つ中間的な特性を持ちます。
トリニタリオ種(Trinitario)は、カカオ(Theobroma cacao)の品種グループのひとつで、クリオロ種とフォラステロ種の自然交配(または人工交配)によって生まれたハイブリッド品種です。名前はカリブ海の島国トリニダード・トバゴに由来しており、18世紀頃にこの地でクリオロ種が病害で壊滅した後、フォラステロ種と交配して再生した品種が起源とされています。
世界のカカオ生産量に占める割合はおよそ5〜10%程度とされており、クリオロ種よりは多いものの主流のフォラステロ種には及びません。しかし、風味の良さと栽培のしやすさを兼ね備えた品種として、高品質チョコレートの原料として重宝されています。
トリニタリオ種の主な特徴は以下のとおりです。
- フォラステロ種ほどではないが、病害に対する一定の耐性がある
- クリオロ種に近い複雑で豊かな風味・香りを持つものが多い
- 産地や株によって風味のばらつきがある
- トリニダード・ベネズエラ・ジャワ・マダガスカルなどで栽培される
シングルオリジンチョコレートやビーン・トゥ・バーチョコレートの素材として使われることが多く、繊細な風味プロファイルを評価するチョコレートマニアや職人から高い評価を受けています。
使い方・例文
「ビーン・トゥ・バーのチョコレート専門店では、ベネズエラ産トリニタリオ種のカカオを使ったタブレットが、ナッツやフルーツを思わせる風味の複雑さで紹介されています。」
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