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トリスターナとは?

とりすたーな

リスターナとは、アシュタンガヨガにおける「視線・呼吸・バンダ」の三要素を同時に保つ修行の核心的な実践法です。

リスターナ(Tristhana)は、サンスクリット語で「三つの拠り所・三つの場所」を意味し、アシュタンガヨガの実践体系を貫く中心概念です。パタビ・ジョイス師によって強調されたこの概念は、ヨガを単なる身体運動ではなく、心身一体の浄化実践として位置づけます。

トリスターナを構成する三要素は次のとおりです。

  • ドリシュティ(視線):各アーサナに定められた9種類の凝視点(鼻先・眉間・へそ・親指など)へ視線を固定し、精神の散漫を防ぐ
  • プラーナーヤーマ(呼吸法):ウジャーイー呼吸と呼ばれる喉を軽くしぼった音のある深い呼吸を動作と連動させる
  • バンダ(エネルギーの締め):ムーラバンダ(骨盤底)とウディヤーナバンダ(腹部)を保持し、プラーナを内部に保つ

この三点を同時に保つことで、身体・呼吸・心が一点に統合され、アーサナが単なる姿勢ではなく瞑想的な実践になると考えられています。熱を生み出し(タパス)、神経系を浄化し、意識を内側へ向ける効果があるとされています。

初心者にとってはいずれかひとつだけでも難しいため、段階的に習得しながら統合していくことが一般的な学習プロセスです。

使い方・例文

アシュタンガヨガのマイソールクラスでは、教師が「ドリシュティ(視線)はどこ?」と問いかけながら、呼吸・バンダとのトリスターナの統合を指導します。

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