トラピスト1とは?
とらぴすとわん
トラピスト1とは、地球から約40光年の距離にある超低質量の赤色矮星で、7つの地球サイズの惑星が公転していることで知られます。
トラピスト1(TRAPPIST-1)とは、みずがめ座の方向に位置する超低質量の赤色矮星(M型矮星)です。地球からの距離は約39〜40光年で、比較的近傍の恒星のひとつです。2016年から2017年にかけてベルギーのTRAPPIST(Transiting Planets and Planetesimals Small Telescope)プロジェクトをはじめとする国際チームによって、この星の周囲に7つの地球サイズの惑星が発見されたことで世界的な注目を集めました。
7つの惑星(TRAPPIST-1 b〜h)のうち、少なくとも3つ(e・f・g)がハビタブルゾーン(液体の水が存在できる可能性のある距離帯)内を公転していると考えられています。これは単一の恒星系における生命居住可能な惑星候補の数として、発見当時最多の記録でした。
この恒星系の主な特徴は以下のとおりです。
- 主星は太陽の質量の約8%ほどしかなく、寿命が非常に長い(数兆年に及ぶとされる)
- 全惑星の公転周期は1.5日〜19日と非常に短く、惑星どうしの軌道共鳴が見られる
- ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による大気組成の調査が進行中
トラピスト1系は、太陽系外の地球型惑星の大気や表面環境を探る研究の最前線であり、地球外生命の可能性を探る上でも最重要ターゲットのひとつです。
使い方・例文
トラピスト1を周回する7つの惑星のうち3つがハビタブルゾーン内にあるため、科学者たちはこの恒星系を地球外生命探索の最有力候補のひとつとして調査しています。
この用語をシェア
最終更新: