トミリスとは?
とみりす
トミリスは、古代マッサゲタイ族の女王で、アケメネス朝ペルシャのキュロス2世を破ったとされる伝説的な女性指導者です。
トミリス(Tomyris)は、紀元前6世紀頃に中央アジア(現在のカザフスタン・トルクメニスタン周辺)に居住した遊牧民族マッサゲタイの女王です。古代ギリシャの歴史家ヘロドトスの「歴史」に記録されており、強力な女性指導者として歴史に名を残しています。
最も有名なエピソードは、アケメネス朝ペルシャの創設者キュロス2世(キュロス大王)との戦いです。キュロスはマッサゲタイへの侵攻を試み、一時はトミリスの息子スパルガピセスを捕虜にしました。しかし息子は捕虜となったことを恥じて自ら命を絶ちます。怒り悲しんだトミリスは大軍を率いてキュロス軍に決戦を挑み、これを打ち破ってキュロスを討ち取ったとされています。
この勝利の後、トミリスはキュロスの首を血で満たした袋に入れ、「生前血を求めてやまなかったのだから、血を十分に飲むがよい」と言ったという逸話が伝わっています。歴史的事実の詳細には諸説ありますが、女性が大国の侵略を退けた象徴的存在として、特に中央アジアの国々では今日も英雄として称えられています。
カザフスタンでは彼女を題材にした映画や切手が作られるなど、民族的誇りの象徴となっています。
使い方・例文
「古代の女性英雄を調べると、トミリスはキュロス大王を打ち破ったとして歴史の授業や歴史小説に登場することがある」という形で使われます。
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