デマンドイドガーネットとは?
でまんどいどがーねっと
デマンドイドガーネットとは、アンドラダイト系ガーネットの緑色変種で、ダイヤモンドをしのぐ強い分散力を持つ希少宝石です。
デマンドイドガーネットは、アンドラダイトガーネット(Ca₃Fe₂Si₃O₁₂)の緑色変種であり、クロムや鉄の影響で鮮やかな緑色を呈します。「デマンドイド(demantoid)」という名称はオランダ語の「diamant(ダイヤモンド)」に由来し、ダイヤモンドに似た輝きを意味します。
最大の特徴は、その分散値(火彩の強さ)の高さです。分散値は約0.057と、ダイヤモンドの0.044を大きく上回り、光が当たると虹色に輝く強いファイヤー(分散光)が現れます。屈折率は1.88〜1.89程度で、ガーネット類の中でも特に高い値を示します。
主な特徴をまとめると以下の通りです。
- モース硬度:6.5〜7(ガーネット中では比較的低め)
- クロム含有量が多いほど濃い緑色になる
- 「ホーステール(馬の尾)」と呼ばれる繊維状アスベスト包有物が特徴的
- 主産地:ロシア(ウラル山脈)、イタリア(ヴァル・マレンコ)、ナミビア、イラン
19世紀末にロシアのウラル地方で発見され、当時のヨーロッパの宝石市場で高い評価を受けました。現在も産出量が少なく、特に2ct以上の高品質石は非常に高値で取引されます。
使い方・例文
デマンドイドガーネットはその強い火彩から、ティファニーのアンティークジュエリーにも使われた記録が残っており、現代でも希少性の高いコレクターズジェムとして宝石専門店で扱われています。
この用語をシェア
最終更新: