デシケーターとは?
でしけーたー
デシケーターとは、乾燥剤を用いて内部を低湿度に保ち、試料や実験器具を乾燥・保存するための密閉容器です。
デシケーター(desiccator)は、化学・生物・材料などの実験室で広く使われる密閉容器の一種で、内部に乾燥剤を入れることで低湿度環境を作り出し、試料・試薬・精密器具を湿気から守って保存・冷却するために用います。
一般的な構造は、ガラスまたはプラスチック製のすり合わせ(グラインド)で密閉できる容器本体と、乾燥剤を入れる底部、試料を置く有孔板(デシケーター板)で構成されています。ふたとの密着部にはグリースを塗布して気密性を確保します。
デシケーターに使用される代表的な乾燥剤は以下のとおりです:
- シリカゲル:最も汎用的・吸湿後は加熱再生可能
- 塩化カルシウム(無水):吸湿力が強い・安価
- 五酸化二リン(P₂O₅):強力な乾燥力・有機物には不向き
- モレキュラーシーブス:低湿度維持に適した合成ゼオライト
実験での主な使い方として、加熱後の試料を室温まで冷却する際に湿気を吸着させないための「冷却保存」と、吸湿性の高い試薬や精密重量を測定する試料の「長期保管」が挙げられます。真空ポンプで内部を減圧して使う「真空デシケーター」は、より低湿度・低酸素環境を必要とする用途に使われます。
使い方・例文
化学実験の手順として「るつぼを電気炉から取り出した後、デシケーター内で冷却してから重量を測定する」のように使われます。
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