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チーペスト・トゥ・デリバーとは?

ちーぺすととぅでりばー

チーペスト・トゥ・デリバーとは、先物取引において売り方が実際に現物を引き渡す際に選択できる、最もコストが低い銘柄のことです。

チーペスト・トゥ・デリバー(Cheapest to Deliver、CTD)とは、債券先物取引において、売り方(ショートポジション保有者)が決済時に実際の債券を引き渡す場合、交付できる複数の適格銘柄の中からコスト的に最も有利な銘柄を指します。

債券先物では、一般的に複数の国債が「交付適格銘柄」として認められており、売り方はその中から任意の銘柄を選んで納品できます。しかし先物の決済価格は標準的な「ノーショナル債券」を基準に設定されているため、実際に引き渡す銘柄の市場価格と先物価格の差(ベーシス)が銘柄によって異なります。

CTDの選定には以下の要素が関係します。

  • コンバージョン・ファクター(CF):各適格銘柄を標準債に換算するための係数
  • 各銘柄の市場価格と先物価格の比較
  • 利回り水準と先物のインプライド・レポレート

CTDは市場環境の変化(金利水準や銘柄間スプレッドの変動)によって切り替わることがあり、この現象を「CTDスイッチ」と呼びます。債券先物のトレーダーやヘッジャーにとって、CTDを正確に把握することは価格評価やリスク管理の基本であり、先物市場の効率性を支える重要な概念です。

使い方・例文

日本国債先物の決済時に、10年債の複数の適格銘柄のうちコンバージョン・ファクター調整後の実質コストが最も低い銘柄がCTDとして選ばれ、売り方はその銘柄を引き渡します。

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