チリムとは?
ちりむ
チリムとは、中央アジアから中東にかけての地域で作られる、幾何学文様が特徴的なフラットウィーブ(平織り)の伝統的な敷物です。
チリム(Kilim、Kelim)とは、トルコ・イラン・アフガニスタン・コーカサス地方などを中心とした中央アジアから中東・バルカン半島にかけての地域で古くから作られてきた、パイル(毛足)を持たない平織りの伝統的な敷物です。「フラットウィーブ」または「フラットウィーブラグ」とも呼ばれます。
一般的なペルシャ絨毯などのパイル絨毯がたて糸・よこ糸にノットを結んで毛足を作るのに対し、チリムはよこ糸を折り返してたて糸に織り込む技法で模様を作ります。このため裏表に毛足がなく、表裏両面を使えるリバーシブルなものも多くあります。薄くて軽量なため持ち運びや扱いが容易で、遊牧民の生活の中でテントの壁掛けや袋物、馬具など多様な用途に使われてきました。
デザインの特徴として以下が挙げられます。
- 大胆な幾何学文様・菱形・三角形・鋸歯状のモチーフが多い
- 曲線の表現が難しいため、直線的・段階的な図形になりやすい
- 赤・オレンジ・紺・白・黒など鮮やかな伝統色が用いられる
- 産地や部族ごとに独自の文様パターンがある
現代ではインテリアとして世界的に人気が高まっており、北欧モダンや和室にも合わせやすいシンプルな柄のものが多く流通しています。アンティークのチリムはコレクターズアイテムとしても高い価値を持ちます。
使い方・例文
「リビングにボヘミアンスタイルのインテリアを取り入れたくて、トルコ製のチリムをソファの前に敷いた。」敷物として床に使うほか、壁にタペストリーとして飾る使い方も人気です。
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