チャルダッシュとは?
ちゃるだっしゅ
チャルダッシュとは、ハンガリー発祥の伝統的な舞曲で、遅い序奏部と速い踊りの部分が対になった構成が特徴の民族音楽・舞踊のジャンルです。
チャルダッシュ(ハンガリー語: csárdás)は、ハンガリーを代表する民族舞踊および舞曲のジャンルです。名称はハンガリー語で「居酒屋・宿屋」を意味する「csárda(チャールダ)」に由来し、もともと農村の居酒屋や祭りで踊られた民衆の舞踊が起源とされています。19世紀前半に都市部に広まり、ヴェルブンコシュと呼ばれる徴兵ダンスの影響も受けながら様式が整えられました。
チャルダッシュの最大の特徴はラッシャン(lassú)とフリシュカ(friss)という二部構成です。
- ラッシャン(遅い部分): 遅くゆったりとした旋律で始まり、哀愁や抒情的な感情を表現します。
- フリシュカ(速い部分): 徐々に、あるいは急激にテンポが上がり、激しく情熱的な踊りへと移行します。
クラシック音楽の分野ではヴィットーリオ・モンティが1904年に作曲したヴァイオリンとピアノのための「チャルダッシュ」が広く知られており、演奏会の名曲として現在も頻繁に演奏されます。またヨハネス・ブラームスの「ハンガリー舞曲集」やフランツ・リストの「ハンガリー狂詩曲」などにもチャルダッシュの要素が取り込まれています。
ハンガリーの民族衣装を身にまとった男女ペアで踊るチャルダッシュは、現在もハンガリーの民族舞踊団や文化行事で披露されており、同国の文化的アイデンティティの象徴となっています。
使い方・例文
ヴァイオリンの独奏コンサートで、静かな旋律から始まり最後に目まぐるしいほど速くなる曲が演奏されたとき、それがモンティ作曲の「チャルダッシュ」であることが多いです。
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