チェダリングとは?
ちぇだりんぐ
チェダリングとは、チェダーチーズ特有の製造工程で、カードを積み重ねて反転させることで余分な水分を排出し、独特の組織と風味を作る技法です。
チェダリング(cheddaring)は、チェダーチーズの製造において特徴的な工程です。ホエイ(乳清)を排出した後のカード(凝固した乳成分)を、スラブ状に切り分けてチーズ槽の側面に積み重ね、一定時間おきに反転させる作業を繰り返します。
この工程によって得られる主な効果は次のとおりです。
- カード内の余分な水分(ホエイ)がさらに押し出される
- 乳酸菌の働きでpHが低下し、風味の基盤が形成される
- カードが層状に結合し、チェダー特有の繊維質・もろい組織が生まれる
- その後の熟成で独特のシャープな風味を発現しやすくなる
チェダリングは通常、槽内の温度を保ちながら1〜2時間かけて行われます。その後カードは細かく砕かれ(ミリング)、塩が加えられてから型に入れてプレスされます。
この工程はチェダーチーズ以外にはほとんど見られない独自の技法であり、チェダーの味わいと食感を決定づける重要なポイントです。伝統的な手作業のチェダリングは職人技として今も受け継がれています。
使い方・例文
チーズ工房の見学では、職人がカードのブロックをひっくり返しながら積み重ねるチェダリングの様子を観察できることがあります。
この用語をシェア
最終更新: