ダンボダコとは?
だんぼだこ
ダンボダコは耳のような大きなひれを羽ばたかせて深海を漂うタコの仲間で、その愛らしい姿から映画のキャラクターに由来する名前で親しまれています。
ダンボダコ(Dumbo octopus)は、タコ目メンダコ科(Opisthoteuthidae)の中でも特に Grimpoteuthis 属に属する深海性タコ類の総称です。頭部の両側に大きな耳介状のひれ(鰭)を持ち、羽ばたくように動かして遊泳する姿が、ディズニー映画の空飛ぶ象「ダンボ」を連想させることからこの通称がつきました。
生息深度はおよそ3,000〜4,000メートル以上の超深海域が中心とされており、深海性タコ類の中でも最も深い場所に生息するグループの一つです。外洋の深海底付近を浮遊・這行するように移動し、多毛類・カイアシ類・甲殻類などの底生・中層生物を捕食します。
形態的には以下の特徴が際立っています。
- 2枚の大型の耳介状ひれで羽ばたき遊泳
- 吸盤の間に指状の突起(キルス)が並ぶ
- 傘状の外套膜が発達し、メンダコ型(半透明でゼリー状)の体形
- 体色はオレンジ・赤・褐色など種によって異なる
深海探査機(ROV)による観察でその生態の断片が明らかになりつつありますが、生息環境の過酷さから詳細な生態研究はまだ十分に進んでいません。ダンボダコは深海の神秘を象徴する生物として、海洋科学の普及活動でもよく紹介されます。
使い方・例文
深海探査の映像や水族館の特別展示でダンボダコが取り上げられるとき、その可愛らしい羽ばたき遊泳と超深海という生息環境が合わせて紹介されます。
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