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ダヤク族とは?

だやくぞく

ヤク族とは、ボルネオ島カリマンタン島)の内陸部に暮らす先住民族の総称で、多様な民族集団を包括する呼び名です。

ヤク族(Dayak)とは、インドネシアカリマンタン州およびマレーシアのサラワク・サバ州があるボルネオ島の内陸・山地部に居住する先住民族の総称です。単一の民族を指すのではなく、イバン、カダザン、カヤン、クニャフ、プナンなど数百にのぼる異なる民族・言語集団をまとめて呼ぶ際に用いられます。

歴史的に、ダヤク族は焼畑農業・狩猟・漁労を中心とした生活を送り、長屋(ロングハウス)と呼ばれる共同住居で共同体生活を営んできました。精霊信仰(アニミズム)に基づく独自の宗教観・儀礼文化を持ち、木工彫刻・織物・刺青などの伝統工芸でも知られています。かつては首狩りの風習があったことでも欧米に広く知られましたが、現代では多くの集団がキリスト教に改宗しています。

20世紀以降、ボルネオ島の熱帯雨林開発・プランテーション拡大・移民政策などによって伝統的な土地を失い、社会的・経済的な周縁化が進みました。一方で、先住民族の権利意識が高まり、土地権利の回復や文化保存を求める運動も活発化しています。

ダヤク族の文化は観光資源としても注目されており、サラワク州の民族博物館やロングハウス見学ツアーを通じて伝統文化に触れることができます。東南アジア研究や先住民族の権利論において重要な位置を占める存在です。

使い方・例文

「ボルネオ島の内陸を旅すると、ダヤク族の伝統的なロングハウスに宿泊し、独特の織物文化や舞踊を体験することができる。」人類学・民族学の文脈でも頻繁に取り上げられる語です。

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