ダウンフォースとは?
だうんふぉーす
ダウンフォースとは、車両が走行中に空気の流れによって車体を路面に押しつける向きに発生する空気力学的な力のことです。
ダウンフォースとは、車両が高速で走行する際に空気との相互作用によって生じる下向きの空気力(揚力の逆方向)のことです。路面への押しつけ力が増すことでタイヤのグリップが向上し、コーナリング速度や制動力を高める効果があります。
飛行機の翼が揚力を生んで浮き上がるのと逆の原理を利用しており、翼形状を上下逆にした「インバーテッドウイング」や、空気を整流するフロアトンネル構造などによってダウンフォースを積極的に発生させます。車体の前後にあるフロントウイングとリアウイングはその代表的な装置です。
ダウンフォースを生む主な要素は以下のとおりです。
- フロントスポイラー・フロントウイング
- リアスポイラー・リアウイング
- ディフューザー(車底部の排気整流装置)
- フラットフロア設計
ダウンフォースが増すほど空気抵抗(ドラッグ)も増大する傾向があるため、サーキットの特性に合わせてセッティングをバランスさせることが重要です。F1などのレーシングカーでは車重以上のダウンフォースを発生させる設計も行われており、理論上は天井を逆走できるほどの吸着力を生み出すとされています。一般市販車でも高性能スポーツカーではリアスポイラーなどでダウンフォースを活用しています。
使い方・例文
「高速コーナーでリアウイングが生み出すダウンフォースのおかげで、タイヤが路面をしっかりとらえてスピンせずに抜けられた」という場面で使われます。
この用語をシェア
最終更新: