ディフューザーとは?
でぃふゅーざー
ディフューザーとは、自動車の車体底面後部に設けられた空力部品で、車体下を流れる気流を整えて走行性能を高める装置です。
ディフューザー(Diffuser)は、自動車の車体後部下面に取り付けられる空力デバイスです。本来は流体力学の用語で「流れを拡散・減速させる装置」を意味し、自動車においては走行中に車体底面を通過した気流を、後端部で上方に向けて拡散・整流する役割を果たします。
ディフューザーが生み出す空力効果の原理はベルヌーイの定理に基づいています。車体底面は地面との間隔が狭いため気流が加速され、その後ディフューザー部分で流路が広がることで気流が減速します。この過程で車体下面の気圧が低下し、車体を路面方向に引き付けるダウンフォース(負の揚力)が発生します。ダウンフォースが増すと、コーナリング時のタイヤのグリップ力が向上し、高速走行の安定性が増します。
ディフューザーはもともとF1などのレーシングカーで発達した技術ですが、現在はスポーツカーや高性能市販車にも広く採用されています。形状・面積・角度によって効果が大きく変わるため、風洞実験やCFD(数値流体力学)シミュレーションを用いて最適化が行われます。また、ドレスアップパーツとして後付けするユーザーも多く、外観上の演出としても人気があります。
使い方・例文
「このスポーツカーはリアバンパー下のディフューザーが高速域でのダウンフォースを稼ぎ、サーキットでの安定性に貢献している」のように、自動車の空力性能を語る場面で使われます。
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