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ゼロリフトドラッグとは?

ぜろりふとどらっぐ

ゼロリフトドラッグとは、揚力がゼロのときに物体に作用する空気抵抗の成分で、主に摩擦抵抗と圧力抵抗から構成される空力損失のことです。

ゼロリフトドラッグ(Zero-Lift Drag)は、空気力学において揚力発生依存しない空気抵抗の成分を指します。航空機や自動車の空力解析では、全体の抗力(ドラッグ)を「揚力を発生させることに伴う誘導抵抗」と「揚力がゼロのときでも生じるゼロリフトドラッグ」に分けて扱います。

ゼロリフトドラッグは主に以下の要素から構成されます。

  • 摩擦抵抗(スキンフリクション): 物体表面と空気の粘性による摩擦から生じる抵抗
  • 圧力抵抗(フォームドラッグ): 物体前面と後面の圧力差によって生じる抵抗
  • 波動抵抗(超音速・遷音速域): 音速付近で衝撃波の形成によって生じる抵抗

航空機の設計では、ゼロリフトドラッグをいかに小さくするかが巡航効率に直結します。翼断面形状(翼型)の最適化、胴体の流線形設計、表面の平滑化、ランディングギアの格納など、多くの工夫がゼロリフトドラッグの低減を目的としています。自動車の空力設計でも同様に、ボディ形状や底面の整流によってゼロリフトドラッグを減らすことで燃費や最高速度の向上を図ります。

ゼロリフトドラッグ係数(CD0)は空力性能の基本指標の一つであり、航空機や車両の性能比較に広く使われます。

使い方・例文

航空機の機体設計において、ランディングギアを格納式にしたり、機体表面の継ぎ目をできるだけ少なくしたりするのは、ゼロリフトドラッグを低減して燃費性能を高めるためです。

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