ダウド・カーンとは?
だうどかーん
ダウド・カーンは、アフガニスタンの政治家・軍人で、王政を廃して共和国を樹立した初代大統領兼首相です。
モハンマド・ダウド・カーン(1909〜1978年)は、アフガニスタンの軍人・政治家であり、1973年のクーデターで王政を打倒してアフガニスタン共和国を樹立し、初代大統領兼首相に就任した人物です。
ダウドはアフガニスタン王家の親族であり、1950年代から60年代にかけて首相を務め、近代化・世俗化政策を推進しました。この時期、女性のベール着用義務撤廃など進歩的な政策を進める一方、ソ連からの援助を積極的に受け入れ、パシュトゥン民族主義を前面に出して隣国パキスタンとも対立しました。
1973年、海外外遊中のザヒル・シャー国王の留守をついて無血クーデターを決行し、240年続いたドゥッラーニー王朝に終止符を打ちました。共和国樹立後は当初ソ連寄りの政策を維持しましたが、次第に独立路線へ転換し、アラブ諸国やイランとの関係も強化しました。
しかし1978年4月、人民民主党(共産主義勢力)によるサウル革命(四月革命)でクーデターが起き、ダウドは家族とともに大統領宮殿で殺害されました。彼の死はアフガニスタンが長期的な紛争と不安定の時代に突入する転換点となりました。
使い方・例文
現代アフガニスタン史や中東・中央アジアの政治を学ぶ際に、ダウド・カーンの名前が登場します。王政から共和制への移行と冷戦の影響を理解する事例として引用されます。
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