タンブールとは?
たんぶーる
タンブールとは、中東・バルカン半島・中央アジアに広く分布する長頸リュートの一種で、金属弦を弾いて演奏する伝統弦楽器です。
タンブール(Tambur / Tanbur)は、細長い棹と小さな洋ナシ形または円形の胴をもつ長頸リュート(ロング・ネック・ルート)の一種です。トルコ・ペルシャ・アラビア・バルカン半島・中央アジアなど広範囲にわたって類似の楽器が分布し、地域によって形状・弦の数・調弦が異なります。
胴は木製または金属製で、棹には多数のフレットが設けられており、演奏者は金属弦を指または薄いプレクトラムで弾きます。弦の数は地域・時代によって様々で、複弦のコースをもつものが多く見られます。音色は明るくきらびやかで、高音域のメロディーを繊細に奏でることができます。
イスラム世界の古典音楽・宮廷音楽において重要な楽器であり、詩の朗読や歌の伴奏にも使われてきました。トルコのクラシック音楽(オスマン古典音楽)では、タンブールは独奏楽器としても高く評価されています。
日本語で「タンブール」と書いた場合、打楽器の「タンバリン」に近い語感をもちますが、まったく別の楽器です。バルカン半島のセルビアやクロアチアでは「タンブリツァ」という類似楽器が民族音楽で広く用いられています。
使い方・例文
トルコ古典音楽のアンサンブルや中東の伝統音楽の録音に耳を傾けると、タンブールの繊細な金属的音色が旋律を彩っているのが聴き取れます。
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