タリム盆地とは?
たりむぼんち
タリム盆地とは、中国の新疆ウイグル自治区に位置する中央アジア最大級の内陸盆地で、その中心部にはタクラマカン砂漠が広がります。
タリム盆地(Tarim Basin)は、中国北西部・新疆ウイグル自治区の中南部に位置する巨大な内陸盆地です。面積は約100万平方キロメートルに及び、中央アジアでも最大規模の盆地の一つです。北に天山山脈、南にカラコルム山脈・崑崙山脈、西にパミール高原という高山帯に四方を囲まれています。
盆地の中心部にはタクラマカン砂漠が広がります。タクラマカンは面積約33万平方キロメートルを誇り、中国最大、世界でも有数の砂砂漠です。年間降水量は非常に少なく、極めて乾燥した大陸性気候が支配します。
タリム盆地の主な特徴と意義は以下のとおりです。
- 内陸水系:タリム川が盆地内を流れ、ロプノール(現在は干上がった塩湖)へ注ぐ内陸河川系をなす
- シルクロードの要衝:古来、天山南路・西域南道として東西交易・仏教伝播の回廊となった
- 地下資源:石油・天然ガスの大規模な埋蔵が確認され、中国の資源開発拠点となっている
- オアシス都市:カシュガル・ホータン・コルラなどの都市が周縁のオアシスに発達
歴史的には古代楼蘭など多くの文明が栄えた地域でもあり、考古学的にも重要な地域です。
使い方・例文
シルクロードの歴史を扱うドキュメンタリーや地理の教科書では、タリム盆地を取り囲む山脈とその中心を占めるタクラマカン砂漠の地図とともに、東西文明の交流ルートとして登場します。
この用語をシェア
最終更新: