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タマムシとは?

たまむし

マムシとは、コウチュウ目タマムシ科に属する甲虫で、虹色に輝く美しい翅が特徴の昆虫であり、古くから工芸品にも使われてきた日本を代表する美麗甲虫です。

マムシ(玉虫、学名:Chrysochroa fulgidissima)は、コウチュウ目(甲虫目)タマムシ科(Buprestidae)に属する甲虫です。体長は約3〜4センチで、光の当たる角度によって緑・赤・金色など様々な色に輝く翅を持つことから「宝石虫」とも呼ばれます。

この美しい輝きは構造色と呼ばれる光の干渉現象によるもので、翅の微細構造が光を反射・屈折させることで生まれます。色素によって発色する通常の色とは異なり、死後も色が変わらず永続することが特徴です。この性質から、古来より装飾品や工芸品の素材として珍重されてきました。

タマムシにまつわる主な知識を整理すると以下のとおりです。

  • 生息地:関東以南の本州・四国・九州・沖縄に分布し、ケヤキ・エノキなどの木を好む
  • 構造色:翅の微細構造による光の干渉で虹色に輝く(色素ではなく物理的発色)
  • 工芸品:法隆寺の「玉虫厨子」はタマムシの翅を使った飛鳥時代の名作として有名
  • 幼虫の食性:木の幹の内部を食べて成長する(樹木への害虫ともなりえる)
  • 成虫の活動:夏の晴れた日に木の上で活動することが多く、採集は難しい

「タマムシ色」という表現も生まれており、「どのようにも解釈できる曖昧な発言や態度」を指す比喩表現として日本語に定着しています。これもタマムシの翅が見る角度によって異なる色に見えることに由来しています。美麗さと文化的歴史の深さを兼ね備えた、日本を代表する昆虫の一つです。

使い方・例文

「夏の公園でタマムシが木の上を飛んでいるのを見つけた」「あの政治家の発言はタマムシ色でどちらとも取れる内容だった」のように使われます。

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