セセリチョウ科とは?
せせりちょうか
セセリチョウ科とは、世界に約3500種が知られる大きなチョウの科で、素早い飛び方と独特の翅の形が特徴です。
セセリチョウ科(Hesperiidae)は、チョウ目に属するチョウの科のひとつで、世界中に約3500〜4000種が知られており、チョウ類の中では大きなグループのひとつです。日本では約30種が記録されています。
形態的な特徴として、体型はずんぐりとした太い体つきで、頭部が大きく触角が鉤状または棍棒状に曲がります。翅は比較的小さく三角形に近い形をしており、静止時に前翅と後翅を別々の角度で広げる姿勢を取る種が多いです。
セセリチョウ科の主な特徴を整理すると次のとおりです。
- 飛翔力が強く、直線的・高速な飛び方をする
- 花の蜜を好んで訪花するため授粉にも貢献する
- 幼虫はイネ科・ヤシ科などの植物を食草とする種が多い
- 熱帯域に種数が集中しており、アフリカ・南米が特に多様
日本では田んぼの周辺でよく見かけるイチモンジセセリや、朱橙色が鮮やかなチャバネセセリが身近な存在です。一見するとガに似た体型から見落とされがちですが、正真正銘のチョウの仲間であり、生態学的にも重要なグループです。
使い方・例文
水田のイネの葉を葉巻き状に巻いて潜む幼虫が農業害虫として問題になることがあり、イチモンジセセリがその代表例として知られています。
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