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セシウム137とは?

せしうむひゃくさんじゅうしち

セシウム137とは、核分裂によって生成される放射性同位体で、長い半減期と強いガンマ線放出が特徴の人工放射性核種です。

セシウム137(Cs-137)は、原子番号55のセシウムの放射性同位体で、質量数が137のものです。ウランプルトニウムの核分裂反応によって生成される人工放射性核種であり、自然界には極めてわずかしか存在しません。

最も重要な特徴のひとつがその半減期の長さで、約30年です。これは、一度環境中に放出されると数十年にわたって放射線を出し続けることを意味します。崩壊の過程でバリウム137mという準安定状態の核種を経て安定なバリウム137になる際に、強いガンマ線を放出します。また、崩壊の際にはベータ線も放出します。

セシウムはアルカリ金属であり、化学的性質がカリウムに近いため、生体内に取り込まれると筋肉など全身の組織に均一に分布する傾向があります。内部被ばくの観点から特に注意が必要です。

セシウム137は、

  • 核実験(1940〜60年代の大気圏内核実験で広く環境に拡散)
  • 原子力発電所の事故(チェルノブイリ事故、東日本大震災に伴う福島第一原発事故)
などを通じて環境汚染の指標として広く知られるようになりました。一方、制御された条件下では医療分野の放射線治療や工業用の密度計・厚さ計にも利用されています。

使い方・例文

土壌や農産物の放射性汚染を調査する際、セシウム137の濃度を測定して汚染レベルを評価することが行われます。

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