スペンサー連とは?
すぺんさーれん
スペンサー連とは、16世紀の詩人エドマンド・スペンサーが創案した9行詩節の形式で、独特のababbcbcc韻律を持つ英詩の技法です。
スペンサー連(Spenserian stanza)とは、イングランドの詩人エドマンド・スペンサー(Edmund Spenser、1552〜1599年)が叙事詩『妖精女王(The Faerie Queene)』のために考案した詩節形式です。
- 1節は9行から構成される
- 最初の8行は弱強五歩格(iambic pentameter)
- 最終の第9行は弱強六歩格(iambic hexameter、アレクサンドライン)で他の行より長い
- 韻のパターンはababbcbccとなる
歴史的背景として、スペンサーはイタリア詩やフランス詩の影響を受けながら、この独自の形式を英語詩のために整備しました。長い第9行は詩節に壮大な締めくくりをもたらし、叙事詩や高尚な主題にふさわしいリズム感を生み出します。
後代への影響も大きく、ロマン主義時代の詩人たちに広く採用されました。
- ジョン・キーツ『聖アグネスの前夜』
- パーシー・ビッシュ・シェリー『アドネイス』
- ジョージ・バイロン『チャイルド・ハロルドの遍歴』
英詩の技術的・様式的な研究において、スペンサー連は韻律論の重要な例として取り上げられ続けています。
使い方・例文
英文学の講義でスペンサーやキーツの詩を分析する際、「このスペンサー連の9行目に注目すると、詩節全体の余韻が強調されている」のように言及されます。
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