スプライソソームとは?
すぷらいそそーむ
スプライソソームとは、細胞核の中でRNAからイントロンを取り除きエキソンをつなぎ合わせる「スプライシング」を行う巨大な分子複合体です。
スプライソソーム(spliceosome)とは、真核生物の細胞核内に存在する巨大な分子機械(タンパク質とRNA複合体)で、遺伝子から転写されたプレmRNA(前駆体mRNA)のスプライシング——イントロンを正確に切り出し、エキソンをつなぎ合わせる反応——を担います。
スプライソソームはsnRNA(低分子核RNA)と多数のタンパク質から構成される「snRNP(スノーアールエヌピー)」と呼ばれるユニットが集まって形成されます。主な構成要素として、U1・U2・U4・U5・U6という5種類のsnRNPが知られています。これらが協調してはたらき、以下のステップでスプライシングを進めます。
- U1 snRNPがイントロン5'末端(スプライス供与部位)を認識して結合する
- U2 snRNPがイントロン内の特定配列(分岐点)に結合する
- U4・U5・U6が集まってスプライソソームが完成する
- 2段階のトランスエステル化反応によりイントロンが切り出され、エキソンが連結される
スプライソソームは非常に精密な機械であり、数百万塩基対のゲノムの中から正確なスプライス部位を見つけ出します。選択的スプライシングの際には、どのエキソンを使うかを状況に応じて変えることで、一つの遺伝子から多様なタンパク質を生み出せます。スプライソソームの異常は様々な遺伝性疾患や神経変性疾患の原因となることも知られています。
使い方・例文
分子生物学の授業や教科書で「イントロンが切り出されてエキソンがつながる」スプライシングの仕組みを詳しく学ぶときに、その反応を行う分子機械としてスプライソソームが登場します。
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