エキソンとは?
えきそん
エキソンとは、遺伝子のDNA配列のうち、タンパク質の設計図として最終的にmRNAに残り、実際に翻訳される部分のことです。
エキソン(exon)とは、真核生物(動植物・菌類など)の遺伝子において、メッセンジャーRNA(mRNA)の成熟体に含まれ、最終的にタンパク質のアミノ酸配列へと翻訳される遺伝情報をもつDNA領域のことです。「expressed sequence(発現される配列)」に由来する名前とされています。
遺伝子の情報がタンパク質になるまでには以下の過程があります。
- DNAからプレmRNA(前駆体mRNA)が転写される
- エキソンとエキソンの間に挟まる「イントロン」が取り除かれる(スプライシング)
- エキソン同士がつなぎ合わされて成熟mRNAができる
- 成熟mRNAがリボソームでタンパク質に翻訳される
ヒトのゲノムでは、エキソンはDNA全体のわずか約1〜2%程度を占めるにすぎず、残りの大部分はイントロンや調節領域などで構成されています。一つの遺伝子が持つエキソンの数は遺伝子によって異なり、数個のものから数十個に及ぶものまで様々です。
エキソンの組み合わせ方を変える「選択的スプライシング」という仕組みにより、一つの遺伝子から複数種類のタンパク質を生み出すことも可能です。これが、ヒトが約2万個の遺伝子で多様なタンパク質を作れる理由の一つです。
使い方・例文
遺伝子の授業で「エキソンがつなぎ合わさってmRNAになり、タンパク質が作られる」という文脈でエキソンという言葉が登場します。
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