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イントロンとは?

いんとろん

イントロンとは、遺伝子DNA配列の中でタンパク質には翻訳されず、mRNAの成熟過程で取り除かれる非コード領域のことです。

イントロン(intron)とは、真核生物の遺伝子において、DNAからプレmRNA(前駆体mRNA)に転写はされるものの、その後「スプライシング」と呼ばれるプロセスによって除去され、最終的な成熟mRNAには含まれない領域のことです。「intervening sequence(介在配列)」に由来する名前とされています。

イントロンの取り除かれる仕組みは以下の通りです。

  • DNAが転写されてプレmRNAが作られる
  • スプライソソームという複合体がイントロンを認識する
  • イントロンが切り出され、エキソン同士がつなぎ合わされる
  • 完成した成熟mRNAがタンパク質合成に使われる

イントロンはかつて「ジャンクDNA(ゴミDNA)」とも呼ばれていましたが、現在ではそのような見方は正確ではないことがわかっています。イントロン内には遺伝子の発現を調節する配列や、マイクロRNAなどの機能的なRNA分子をコードする領域が含まれている場合があります。また、「選択的スプライシング」にはイントロンの位置情報が関わっており、タンパク質の多様性を生む重要な役割を果たしています。

ヒトのゲノムでは、遺伝子の多くの部分がイントロンで構成されており、その割合はエキソンをはるかに上回ります。

使い方・例文

生物の教科書でスプライシングの図を見ると、エキソンとエキソンの間に挟まれた「切り捨てられる部分」として矢印で示されているのがイントロンです。

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