スピリッツ加水とは?
すぴりっつかすい
スピリッツ加水とは、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒に水を加えてアルコール度数を製品規格に調整する製造工程のことです。
スピリッツ加水とは、蒸留によって得られた高濃度のアルコール液(原酒)に水を加えて、目標とするアルコール度数に調整する作業のことです。蒸留直後の原酒は65〜75度前後の高いアルコール度数を持つことが多く、そのままでは飲用に適さないため、製品化に際して水で希釈します。
加水に使う水の質も最終製品の味に影響を与えます。硬水・軟水の違いや、ミネラル成分の種類によって口当たりや風味が変わるため、多くの蒸留所では地元の湧き水や軟水を使用しています。スコッチウイスキーは製品として瓶詰めされる際に40〜46度前後になるよう加水されることが多く、水を加えない「カスクストレングス(樽出し原酒)」は特別な商品として位置づけられます。
加水の目的・効果には以下のものがあります。
- アルコール度数の製品規格への適合(法律上の基準を満たす)
- 刺激を和らげて飲みやすい口当たりに整える
- 香気成分の揮発バランスを変化させ、香りの開き方に影響を与える
- 製品ロット間の品質均一化
一方でウイスキー愛好家の間では、グラスに自分で少量の水を足して香りを開かせる「加水テイスティング」も楽しまれており、スピリッツと水の関係は製造段階だけでなく飲み方にも深く関わっています。
使い方・例文
ウイスキーの試飲会などで「少し水を加えると香りが開く」と表現されることがあり、これは加水によってアルコールの揮発が変化し、隠れていた香り成分が引き出される現象です。
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