本文へスキップ

スピカートとは?

すぴかーと

スピカートとは、弦楽器の弓を弦の上で弾ませるように演奏するボウイング技法で、軽快で粒立ちのよい音を生み出します。

スピカート(Spiccato)は、バイオリンチェロなどの弦楽器における弓の技法(ボウイング)の一種です。弓を弦の上で自然に弾ませ、弦から離れた状態で各音を奏でることで、粒立ちがよく軽やかな音色を生み出します。イタリア語で「分離した」「はっきりした」を意味する言葉に由来しています。

スピカートはデタシェ(弓を弦につけたまま音を区切る技法)やスタッカート(弦につけたまま短く切る技法)と比較されますが、スピカートは弓が弦から実際に離れる点が最大の特徴です。弓の中央付近(バランスポイント)を使い、弓の重さと自然な弾力を利用して弾ませます。

この技法は速いテンポの軽快なパッセージに特に有効で、バロック音楽から古典派・ロマン派の楽曲に至るまで幅広く使用されます。スピカートをマスターするには、まずゆっくりしたテンポでデタシェを練習し、徐々に速度を上げて弓が自然に弾み始める感覚をつかむことが重要です。

似た技法に「ソーティエ(Sautillé)」があり、こちらはさらに速いテンポで弓が自動的に弾む状態を指します。どちらも高度な弓のコントロールが必要とされる演奏技術です。

使い方・例文

バイオリンの演奏で軽快なスケルツォを弾く際にスピカートを使うと、音の粒が揃ったはつらつとした表現が可能になります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語