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スカンブリングとは?

すかんぶりんぐ

スカンブリングとは、絵画技法のひとつで、乾いた絵具を固めのブラシや布でこすりつけるように下地の色を透かしながら塗り重ねることで、柔らかい色調や大気感を生み出す技法です。

スカンブリング(scumbling)は、西洋絵画における絵具の塗り方のひとつで、硬めのブラシや布・指などを使い、乾いた絵具をごく薄く・粗くこすりつけるように下地の色の上に重ねる技法です。「スカンブル(scumble)」とも呼ばれます。

グレーズ(glazing)が透明な薄い絵具を重ねて深みを出す技法であるのに対し、スカンブリングは不透明または半透明の絵具を使って下の色を一部透かして見せる点が特徴です。絵具を完全に塗りつぶさずにかすれた状態で残すことで、2色以上が視覚的に混じり合い、独特の質感や柔らかな発色が生まれます。

スカンブリングの主な効果と用途は以下の通りです。

  • 霧・煙・大気感など柔らかい空間表現
  • 人物の肌や布地のグラデーション
  • 前景に奥行きをつける遠近効果
  • タッチを目立たせずに全体をなじませる

油絵では古くから多用されており、ターナーやコローなど風景画の巨匠たちが大気の透明感を表現するために好んで用いました。現代ではアクリル絵具を用いるスカンブリングも一般的で、絵画教室でも初中級者が取り組みやすい技法として紹介されています。

使い方・例文

油絵で山の稜線に霞かかった雰囲気を表現するとき、青みがかった白をかすれるように重ね塗りするスカンブリングが使われることがあります。

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