スカンブルとは?
すかんぶる
絵画技法のひとつで、乾いた絵の具を荒いタッチで薄く塗り重ねて下層の色を透かして見せる表現技法です。
スカンブル(scumble)とは、絵画における描画技法のひとつで、すでに乾燥した下層の絵の具の上に、半乾きまたは薄く伸ばした不透明〜半透明の絵の具を粗いタッチで薄く塗り重ねる技法です。グレーズ(透明塗り重ね)と対比されることが多く、グレーズが透明色を重ねるのに対し、スカンブルは不透明または半透明の明るい色を下層に透かすように重ねる点が特徴です。
スカンブルによって得られる視覚的効果には次のようなものがあります。
油彩画で特によく使われ、ルネサンス以降の古典的な油彩技法において重要な役割を果たしてきました。レオナルド・ダ・ヴィンチの空気遠近法やターナーの大気感豊かな風景画にも、スカンブルに近い技法が見られます。
現代ではアクリル絵の具・水彩などでも応用されており、ファンタジー・イラスト・コンセプトアートにおける背景や質感表現にも取り入れられています。日本語では「かすり塗り」「スカンブリング」とも表記されます。
使い方・例文
油絵で青空の表現に白を薄くかすらせるようにスカンブルをかけると、べた塗りとは異なる空気感が生まれ、遠景の山や雲に奥行きを持たせることができます。
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